COFFEE

ナナンのコーヒー

マイクロロットのスペシャルティコーヒー。

少量生産で環境に配慮した方法で作られた、高品質なマイクロロットのコーヒー豆をメインに取り扱っています。

シェードツリーに守られて大自然の中で育つコーヒーの木。
栄養豊かな土壌に植えられた小さなコーヒーの種は、農薬や化学肥料に頼らず、大自然の中でシェードツリーに守られながら3年をかけて成長し、ジャスミンのような香りの白い可憐な花を咲かせます。
そのあとには緑色の実を実らせ、半年以上の時をかけて熟し、甘いコーヒーチェリーになります。

チェリーの収穫は、農家さんにとっても一家総出の重要なイベント。
完熟した実だけを集める事が最も重要となりますが、一気に熟すのではないので、未熟な実を傷つけないよう、完熟チェリーのみを一粒一粒、手で摘み取ります。

最高品質のコーヒー豆を海の向こうから。

平地の大規模農園の場合、機械で木を揺すって実を落とす方法が主流。しかしそれでは未熟なチェリーや傷んだチェリーが混ざってしまいますし、小規模農家や山岳地域には機械を入れることができません。

手間と時間もかかりますが、高品質で美味しいコーヒーにするためには、栽培する人々の情熱と丁寧な手仕事が欠かせないのです。
そして洗浄や発酵など、いくつかの工程で精製された豆の中からさらに選ばれたスペシャルティコーヒー豆が日本へと旅立ちます。
地球のこと、健康のこと、生産者のことを考えながら、こだわり抜いた食材を選び続けてきたナナン。

そんな私たちの元にやってきたのは、ボリビア、ベトナム、インドネシア、 エチオピアなど各国の素晴らしい生産者さんたちの手によってつくられた、最高品質のコーヒー豆です。

美味しいコーヒーに仕上げるための最後の仕上げ、焙煎。

丁寧に作られた最上級のコーヒー豆を美味しく仕上げるための最後の仕上げ「焙煎」。

国や地域が同じでも農園や収穫時期、精製法の違いなどによって風味が異なり、それぞれの個性的な風味を感じることができます。
当店では、京都の職人が手掛けるチタン製の遠赤外線セラミックロースターを使い、CQI認定Qグレーダー竹中氏監修のもと研鑽を積んだ焙煎士がオーダー毎に丁寧に焙煎しています。
最高の焙煎が施された上質なコーヒー豆はその直後からゆっくりと熟成を始めます。 焙煎したてのライトなテイストから、時が刻まれる音とともに複雑に、そして深く変化していく”エイジング”。
「コーヒーは鮮度が命」と急く必要はありません。 今日も、1ヶ月後も、美味しいナナンのコーヒー。 コーヒー豆の種類、気温、湿度、色々な条件の極々微妙な違いによって、多彩に彩られる無限のグラデーションの中、そこで出会う一期一会の風味をお愉しみくださ い。

さらに美味しく豊かなひとときを。

ナナン東京では、生豆を専用のセラーにて保管し、少量ずつの焙煎を行っています。
豆の種類や焙煎度合いなど、お好みに合わせておつくりいたします。

冷蔵庫など温度の低い場所で保管することで、美味しさを長くお愉しみいただけます。(常温で約1ヶ月、冷蔵の場合は3ヶ月ほどが目安です。)

一粒のコーヒーの種を植えてから実をつけ始めるのには、3年間余りの月日が必要です。
そして1本のコーヒーの木から1シーズンに収穫できるコーヒーチェリーは3kgほど。
それを珈琲豆にすると400g、わずか25杯~30杯分です。

長い年月と多くの人たちの力が注がれた、1杯の美味しいコーヒー。


海の向こうへ想いを馳せて、
その土地ごとの香りや味わいをお愉しみいただければ幸いです。